米沢牛生産者紹介【飯豊町　田中畜産】

山形県飯豊町で和牛が持つ本来の旨味と香りを引き出す肥育を行なっています。

＜産地の特徴＞
山形県置賜地方日本海側の盆地ということもあり冬は豪雪、温度は−10どにもなります。
その厳しい寒さに耐える為牛の体に良質の脂が蓄えられます。

＜味＞
長期肥育により生きたまま熟成された結果、脂の甘みや和牛独特の風味が濃く、人の体温より脂の融点が低いためお腹の中で脂が固まらず胃もたれがしづらいのが特徴です。
＜栽培のこだわり＞
通常の米沢牛に定義されている生後３３ヶ月肥育から更に３ヶ月程長く肥育する事により味の熟成を図っています。
〈子牛の選定のこだわり〉
美味しい牛肉を育てるにあたり長期肥育はもちろん子牛の選び方もとても重要です。
田中畜産では北は北海道、南は沖縄まで、全国から厳選子牛を導入し、黒毛和牛の中でも美味しい血統を厳選しています。
〈和牛雌牛の長期肥育〉
和牛は長く飼育すれば肉の味が美味しくなると言われており、一般的な国産和牛は28ヶ月位が主流ですが、米沢牛は定義の中には33ヶ月以上肥育する様定められています。
田中畜産では雌の黒毛和牛を米沢牛の定義より3ヶ月〜長く飼育する事で味の一定化を図っています。

田中畜産では、米沢牛の仔牛の買い付けの際、純黒毛和種の血統の濃い子牛を厳選して買い付けしています。
米沢牛に特別にブレンドした飼料を与えます。この飼料は、置賜盆地特有の豊かな自然の恵みを生かしたもので、牛の健康と肉質に最適な栄養バランスを考えて作っています。この飼料によって、米沢牛は、他の牛肉にはない、独特の香りと旨味を持つようになります。
飯豊町の自然豊かな環境で肥育された米沢牛の旨味の秘訣は細やかな霜降りと良質な脂身。
山形県、特に飯豊町を含む置賜地域は高い山脈に囲まれた盆地であることから、気候風土は寒暖の差が大きく、そこで育てられる肉牛はそれほど著しい成長をしません。
そのため、米沢牛は33ヶ月以上という長い期間、ゆっくりと時間をかけ肥育育され、それゆえに米沢牛の赤身には十分に脂身が浸透し、香り豊かできめ細やかな肉質が更に熟成される特徴となっています。
米沢牛の肉の旨味、脂身の旨味を存分に堪能してくだい。